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犬のアレルギー性皮膚炎|身体をかく、足を舐める…|大津院

2026.08.27

身体をかく、足を舐める…それはアレルギーが原因かもしれません

「身体をよく掻いている」
「足先をずっと舐めている」
「耳を何度も掻いている」
「毎年同じ季節になると皮膚が赤くなる」

このような症状が続いている場合、アレルギー性皮膚炎が原因かもしれません。

アレルギー性皮膚炎は、食べ物やノミ、花粉、ハウスダストなど、さまざまなアレルゲンが原因となって起こる皮膚病です。しかし、「アレルギーだから同じ治療をする」という病気ではありません。原因や生活環境、症状が現れる時期は一頭一頭異なるため、その子に合った治療を行うためには原因を丁寧に探ることが大切です。

当院では、問診や皮膚検査を大切にしながら原因を見極め、その子に合わせた治療をご提案しています。

このような症状はありませんか?

次のような症状が続く場合は、一度ご相談ください。

  • 身体をしきりに掻いている
  • 足先を頻繁に舐めている
  • 耳をよく掻く
  • 顔を床や家具にこすりつける
  • お腹やわき、足先が赤い
  • 毛が抜けてきた
  • 季節によって症状が悪化する
  • お薬を飲むと良くなるが、また繰り返す

これらはアレルギー性皮膚炎だけでなく、膿皮症やマラセチア性皮膚炎などでもみられる症状です。

犬のアレルギー性皮膚炎とは

アレルギー性皮膚炎とは、身体が特定の物質に過剰に反応し、かゆみや皮膚の炎症を起こす病気です。

原因となるアレルゲンはさまざまで、

  • 食物
  • ノミ
  • 花粉
  • ハウスダスト
  • ダニ

などが代表的です。

また、複数の原因が重なって症状が出ていることも少なくありません。原因によって治療方法や生活上の注意点も異なるため、「何が原因なのか」を考えながら診療を進めることが大切になります。

アレルギー性皮膚炎の主な種類

・食物アレルギー

食べ物に含まれる特定のタンパク質などに反応して起こります。皮膚のかゆみだけでなく、下痢や嘔吐など消化器症状を伴うこともあります。必要に応じて食事内容を見直し、除去食試験を行う場合があります。

・ノミアレルギー

ノミに刺されることで起こるアレルギー反応です。少数のノミでも強いかゆみを起こすことがあり、お尻や腰周りを中心に症状が現れることが多いのが特徴です。ノミ予防を継続することが大切です。

・アトピー性皮膚炎

花粉やハウスダストなどの環境アレルゲンが原因となる皮膚病です。若い頃から発症することが多く、慢性的なかゆみを繰り返します。アトピー性皮膚炎については、こちらのページで詳しくご紹介しています。

当院のアレルギー性皮膚炎診療

① 丁寧な問診から原因を探ります

アレルギー性皮膚炎では、皮膚の状態だけで原因を特定できるとは限りません。そのため当院では、診察時の問診を大切にしています。

例えば、

  • いつ頃から症状が出ているか
  • 季節による変化はあるか
  • 食事内容
  • お散歩コースや生活環境
  • ノミ予防の状況
  • これまでの治療内容
  • お薬への反応

などを詳しくお伺いし、症状の背景にある原因を整理していきます。

皮膚病は、一見同じような症状でも原因はさまざまです。そのため、飼い主様からのお話は診断や治療方針を決めるうえで、とても大切な情報になります。

② 必要な皮膚検査を行います

アレルギー性皮膚炎と似た症状を示す病気は少なくありません。
例えば、

  • 膿皮症
  • マラセチア性皮膚炎
  • 外部寄生虫による皮膚病

などでも、かゆみや赤みがみられます。

当院では、

  • 問診
  • 皮膚検査
  • 犬種
  • 年齢
  • 症状が出る時期

などを総合的に確認しながら診断を進めています。

アレルギー検査についても、すべての症例で必要になるわけではありません。症状や治療経過、ご希望を踏まえながら必要に応じてご提案しています。

③ 一頭一頭に合わせた治療をご提案しています

アレルギー性皮膚炎は、原因も症状も一頭一頭異なります。
そのため、

  • 内服薬
  • 外用薬
  • 注射
  • スキンケア
  • シャンプー療法
  • 食事管理
  • 生活環境の見直し

などを組み合わせ、その子に合った治療方法をご提案しています。

また、膿皮症やマラセチア性皮膚炎などを併発している場合には、まず感染症の治療を優先し、皮膚の状態を整えながらアレルギーの治療を進めます。

④ スキンケアも治療の一つです

皮膚病の治療では、お薬だけでなく日頃のスキンケアも重要です。薬用シャンプーによって皮膚を清潔に保ち、皮膚のバリア機能をサポートすることで、症状が改善しやすくなる場合があります。当院では、ご自宅でのシャンプー方法についてもアドバイスしています。

また、ご自宅でのシャンプーが難しい場合には、当院トリミング部門で薬浴シャンプーを行うことも可能です。

症例紹介

他院で改善しなかったアレルギー性皮膚炎が改善した症例

マルチーズ 4歳 女の子

Before
犬 アレルギー性皮膚炎 治療前
After
犬 アトピー性皮膚炎 治療後

身体のかゆみや皮膚の赤みが続き、他院でアレルギー性皮膚炎の治療を受けていましたが、十分な改善がみられず当院を受診されました。

当院では、これまでの治療内容だけでなく、生活環境や食事内容、症状が現れる時期などについて飼い主様から詳しくお話を伺いました。そのうえで皮膚検査を行い、問診で得られた情報も踏まえながら原因を整理し、その子に合った治療を開始しました。

治療を続けた結果、皮膚の赤みは改善し、かゆみも落ち着きました。さらに、炎症によって薄くなっていた被毛もしっかりと生えそろい、健康な皮膚の状態を維持できるようになっています。

今回の症例のように、アレルギー性皮膚炎では「薬を変えること」だけではなく、「なぜ改善しないのか」を飼い主様と一緒に考え、原因を見極めることが改善への近道になることもあります。

よくあるご質問

Q1.アレルギー性皮膚炎は治りますか?

原因によって異なります。原因を避けられる場合は症状が改善することもありますが、アトピー性皮膚炎のように長く付き合っていく病気もあります。その子に合わせた治療を続けることで、多くの場合は症状をコントロールすることが可能です。

Q2.アレルギー検査は必要ですか?

すべての症例で必要というわけではありません。まずは問診や皮膚検査を行い、必要性を判断したうえでご提案しています。

Q3.他院で治療していますが、なかなか改善しません。相談できますか?

もちろんです。アレルギー性皮膚炎は原因が一つとは限らず、生活環境や食事、季節などさまざまな要因が関係しています。当院では、これまでの治療内容も確認しながら改めて原因を整理し、その子に合った治療をご提案しています。

Q4.食事を変えるだけで良くなりますか?

食物アレルギーが原因であれば、食事の変更によって改善が期待できる場合があります。一方で、環境アレルゲンやノミが原因の場合は、別の治療が必要になります。

Q5.シャンプーはどれくらい必要ですか?

皮膚の状態によって適切な頻度は異なります。ご自宅でのケア方法をご案内するほか、ご家庭でのシャンプーが難しい場合には、当院で薬浴シャンプーを行うことも可能です。

Q6.どのような症状があれば受診した方がよいですか?

身体を掻く、足を舐める、耳を掻く、皮膚が赤い、脱毛がみられるなどの症状が続く場合は、一度ご相談ください。皮膚病は早めに原因を調べて治療を始めることで、症状の悪化や二次感染を防ぎやすくなります。

犬の皮膚トラブルでお困りの際はご相談ください

アレルギー性皮膚炎は、原因や症状が一頭一頭異なるため、その子に合った治療を選択することが大切です。草津市・大津市のエルム動物病院では、丁寧な問診と皮膚検査を通して原因を見極め、一頭一頭に合わせた治療をご提案しています。

「他院で治療しているけれど改善しない」「毎年同じ時期にかゆみを繰り返す」「原因が分からず困っている」など、皮膚トラブルでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

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