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犬の脾臓摘出術|脾臓腫瘍や血管肉腫の治療|大津院

2026.08.27

健康診断で「脾臓にしこりがあります」と言われた飼い主様へ

「健康診断で脾臓にしこりが見つかった」
「脾臓摘出が必要と言われたけれど、本当に手術した方がいいの?」
「悪性腫瘍かもしれないと言われて不安…」

このようなお悩みはありませんか?

脾臓にできる腫瘤(=しこり)には、良性のものもあれば悪性腫瘍もあります。また、見た目や画像検査だけで良性・悪性を完全に判断することは難しく、摘出後の病理検査によって診断が確定することも少なくありません。さらに、脾臓の腫瘤は突然破裂し、お腹の中で大量出血を起こして命に関わることもあります。

当院では、画像検査などで状態を詳しく評価し、その子にとって最適な治療方法をご提案しています。

 

このような症状はありませんか?

脾臓の病気では、次のような症状がみられることがあります。

  • 元気がない
  • 食欲が落ちた
  • お腹が張っている
  • 歯ぐきが白い
  • 呼吸が速い
  • 散歩を嫌がる
  • 急に倒れた
  • 健康診断で偶然見つかった

脾臓腫瘤は症状がほとんどないまま大きくなることもあります。

一方で、腫瘤が破裂するとお腹の中で大量出血を起こし、ショック状態になることがあります。急にぐったりしたり、倒れたりした場合は緊急治療が必要になることもあるため、早めの受診が重要です。

 

脾臓腫瘤とは?

脾臓は、血液を貯蔵したり、古くなった赤血球を処理したり、免疫機能にも関わる重要な臓器です。

脾臓にできる腫瘤には、

  • 血腫
  • 結節性過形成
  • 良性腫瘍
  • 悪性腫瘍

など、さまざまな病気があります。

例えば、結節性過形成や血腫は比較的良性の病変ですが、悪性腫瘍である血管肉腫が隠れていることもあります。これらは超音波検査などである程度評価できますが、見た目や画像検査だけで良性・悪性を完全に判断することは難しく、最終的には摘出した脾臓の病理検査によって診断を確定します。

 

※血管肉腫とは?

血管肉腫は血管をつくる細胞から発生する悪性腫瘍で、犬の脾臓に発生する悪性腫瘍の中でも代表的な病気です。進行が早く、肝臓や肺などへ転移しやすいことが特徴です。また、腫瘍の内部で出血しやすく、突然破裂してお腹の中で大量出血を起こし、命に関わる状態になることもあります。そのため、脾臓に腫瘤が認められた場合には、血管肉腫の可能性も考慮しながら検査や治療方針を決定することが重要です。

 

脾臓を摘出しても大丈夫なの?

脾臓には、血液を貯蔵したり免疫に関わったりする役割があります。しかし、脾臓を摘出した場合でも、他の臓器がその働きを補うため、多くの犬は術後も普段どおり生活することができます。

そのため、脾臓に大きな腫瘤がある場合や、破裂による出血の危険性が高い場合には、命を守るために脾臓摘出術をご提案することがあります。また、摘出した脾臓は病理検査を行うことで、腫瘍の種類や悪性度を詳しく調べることができ、その後の治療方針や経過観察にもつながります。

 

当院が大切にしていること

脾臓摘出術では、脾臓を摘出することだけが目的ではありません。

当院では、

  • 腫瘤の状態や出血の危険性を十分に評価すること
  • できるだけ安全に手術を行うこと
  • 摘出した組織を病理検査へ提出し、正確な診断につなげること
  • 術後の回復や生活まで見据えた管理を行うこと

を大切にしています。

また、当院には日本獣医麻酔科認定医が在籍しており、手術中は呼吸や循環など全身状態を細かくモニタリングしながら、安全性に配慮した麻酔管理を行っています。さらに、手術後も疼痛管理や入院管理を行い、その子が安心して回復できるようサポートしています。

 

症例紹介

症例①
脾臓摘出・血管肉腫

トイプードル 13歳

脾臓に大きな腫瘤が認められたため、脾臓摘出術を実施しました。

脾臓摘出 血管肉腫① 脾臓摘出 血管肉腫②  脾臓摘出 血管肉腫③

摘出した脾臓は病理検査を行い、血管肉腫と診断されました。血管肉腫は進行が早く転移しやすい悪性腫瘍ですが、病理検査を行うことで今後の治療方針や経過観察について詳しく検討することができます。

症例②
脾臓摘出・脾臓腫瘤

こちらの症例でも、脾臓に大きな腫瘤が認められたため、脾臓摘出術を実施しました。

徹底検査による診断
徹底検査による診断

脾臓腫瘤は見た目だけでは良性・悪性を判断できません。しかし、血腫のような良性病変であっても、血管肉腫のような悪性腫瘍であっても、破裂すると命に関わる腹腔内出血を起こす可能性があります。そのため、破裂の危険性が高いと判断した場合には、診断と治療を兼ねて脾臓摘出術をご提案することがあります。

 

よくあるご質問

Q1.脾臓を摘出しても普通に生活できますか?

はい。脾臓には血液の貯蔵や免疫などの役割がありますが、多くの犬では他の臓器がその働きを補うため、摘出後も普段どおり生活できることがほとんどです。

Q2.良性か悪性かは検査だけで分かりますか?

超音波検査などである程度の評価はできますが、完全に判断することは難しく、摘出後の病理検査によって確定診断を行います。

Q3.血管肉腫と診断されたら必ず転移しますか?

必ず転移するわけではありませんが、血管肉腫は転移しやすい悪性腫瘍です。病理検査の結果や全身の状態を踏まえ、その子に合わせた治療や経過観察をご提案します。

Q4.高齢犬でも手術できますか?

年齢だけで手術の可否を判断することはありません。全身状態や基礎疾患などを十分に評価したうえで、その子にとって最適な治療をご提案します。

Q5.健康診断で偶然見つかることはありますか?

はい。脾臓腫瘤は症状がほとんどないまま大きくなることもあり、健康診断や超音波検査で偶然発見されることも少なくありません。

脾臓にしこりが見つかったら、お気軽にご相談ください

脾臓にできる腫瘤には、良性のものもあれば、血管肉腫のような悪性腫瘍もあります。また、見た目や画像検査だけでは良性・悪性を完全に判断できないため、病理検査による確定診断が重要になります。さらに、脾臓の腫瘤は症状がないまま進行することもありますが、突然破裂して命に関わる状態になることもあるため、早期発見・早期治療が大切です。

草津市・大津市のエルム動物病院では、画像検査による評価から脾臓摘出術、病理検査、術後管理まで一貫して対応しています。

「健康診断で脾臓にしこりが見つかった」「脾臓摘出を勧められた」「突然元気がなくなり脾臓の病気が疑われている」など、ご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

077-525-
1122

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